2011年1月30日日曜日

「てっぱん」

朝ドラの「てっぱん」は予想外の秀作。朝ドラでこんなに自然に感情移入できてしまうのはちりとてちん以来かな。BK制作はここ数年つまんなかったし、表題からしてコテコテな予感ありありだったのが見事に裏切られてしまった。朝ドラにしては画面の構成が妙にきれいな印象を受けるのは地デジを意識してのことだろうが、出てくる食べ物が妙に美味しそうなものばかりっていうのも良い(笑)

 しかし、なによりの出色はヒロインの祖母役の富司純子。髪はすっかり白髪でびっくりするくらいおばあちゃんになってしまったけど、どんなに憎まれ口をたたいてもどことなく品があるのはこの人ならでは。そもそも20年くらい前、向田邦子の「あ・うん」(映画版)を見て以来、ボクはこの人のファンなのだ。あの映画の富司純子と富田靖子は慎ましやかで可愛くって、ほんとに色っぽかった。DVD買っちゃおうかな。

・写真:咲き始めた「道知辺(みちしるべ)」 (大阪城梅林・2011,01,29)
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