2011年12月9日金曜日

大河ドラマ「江~姫たちの戦国」

録画しておいた大河ドラマ「江~姫たちの戦国」をやっと見終えた。このドラマ、当初から史実では有り得ないエピソードがてんこ盛りでかなりの無理があったのだが、脚本家の田渕久美子さんがインタビューであの時代、女性たちが絶対に口にすることが出来なかったことをあえてセリフとして喋らせることで当時を生きた女性たちへの鎮魂歌にしたいと仰っていたのを聞いてから、まあそれもアリかなといった気分で取り敢えずは好意的な眼で見ていたのだが、でも最後の最後までハチャメチャだったのはかなり立派だ(笑) しかし田淵さん、知名度か今ひとつの篤姫の時ならいざ知らず、皆が知ってる信長・秀吉でそれをやっちゃうと批判轟々になってしまうのも仕方なかったんじゃないのかな。

 加えて特に秀吉没後は展開が荒っぽくなってしまったし、近年の大河ドラマとしてはCGが・・・特に江戸城天守閣あたりは異様にショボかったなどツッコミどころはいくらでもあるのだが、これは坂の上の雲・第三部を控えて人手と予算がたりなかったから?ま、強いて言えば浅井三姉妹、特に淀殿と二代将軍秀忠の妻が実の姉妹だった事はかなり歴史に興味がある人にもあまり知られていなかった訳で、そのあたり知らしめることができただけでも価値があったとは言えるのかも。

・大阪城公園(2011,12,04) ※クリックで拡大します