2006年10月18日水曜日

私の大阪八景

朝ドラの芋たこなんきんは相変わらず面白い。食べてるシーンばっかりの藤山直美はもちろんだけど(笑)、なかでも良いのが時折はさまれる子供時代のほっこりしたエピソードの数々。それにしても、子役の町子は口元が藤山直美そっくりで、これはハルカやてるてるの時もそうだったけど、BKはいい子役を見つけてくるのが本当に上手いと感心してしまう。

 そんなわけで、久々に本棚の奥から引っ張り出して読んでみたのが、田辺聖子が自らの子供時代を描いた「私の大阪八景」と「ほしがりません勝つまでは~私の終戦まで」の二冊。この本は20数年前、当時のNHK銀河ドラマ(・・・だったかな?)の原作になった物で、その時もドラマが面白くて読んでみたんだが、福島聖天、出入橋、上六、中之島、、、などなど、当時は関西にいなかったため今ひとつピンと来なかった地名、場所が今回はしっかりとした空気感と距離感をもって頭に入ってくるからとても嬉しい。ちなみに、その時の主役トキコも藤山直美がやっていたのを強烈に憶えているけど、そこまで書いてしまうとカンペキに歳バレ。ま、今さら何を、の世界ですが。

・サルビア・ウリギノーサ(大阪城公園、2006.10.17)