2005年2月3日木曜日

恵方巻を食べる

今日は節分。一般的には豆まきというイメージが強いんだろうが関西では太巻き寿司(恵方巻)を食べる日ということになっている。節分の夜に家族全員がその年の恵方に向かい、 1本丸ごと切らずに無言で食べきると、福が訪れるとされているのだが、恵方とは、その年の干支によって定められる最もよいとされる方角のことで、その方向に歳徳神(としとくじん)がいらっしゃるとされているのだという(今年の場合は南南西)。

 昔、関東に住んでいた頃はこんな風習があるのは全く知らなかったこの風習、元々は江戸末期に大阪・船場の商家で始まったもので、一旦は明治半ばに廃れたというが、のり業界が70年代半ばに仕掛けたイベントをきっかけに関西で復活、さらに、ここ十年くらいはコンビニやスーパーが取り扱うようになった事で今では全国的に広まっているんだそうだ(ほんまか?) ま、経緯だけをみるとバレンタインデーの太巻き版と言えなくもないけど美味しいし安上がりだから許してしまおう。

 もっとも、今日の昼間、立ち寄った阪急百貨店の食料品売り場では一本2,950円の太巻きを売っていた。えっ?と思わず立ち止まって見るとメインの具は何とトラフグの切り身(!) 多分、「福(ふく)を巻き込む」に引っかけてのものだと思うけど、実際に買って食べてみた方の感想を伺ってみたいな。

写真:大阪城梅林(2005,01,29) *クリックで拡大
    明日は早起きして梅林の様子を見に行こう♪